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会長の山口朔生の著作をご紹介します
実践特許ビジネス
―紛争から学ぶ管理ノウハウ―
中央経済社

特許とはなにか?となると、抽象的な条文からは理解しにくいものです。
本書では特許権を解釈して管理するために必要な事項だけを取り上げました。
それらの論点を、実際の「特許の争い」や、具体的な失敗例から引き出して、生きた実像としてとらえたものです。

例えば新しい(新規性)つもりの「方向を示すゴルフのティー」です。
調べてみると、過去にはなんと図のような各種のティーが出願されていたのでした。

トレードシークレットス
―企業機密防衛の法知識―
中央経済社

昭和の末期ですが、著者が合気道の師範代をやっていたワシントンDCの道場には多くのロイヤーの門人がいました。稽古後の彼らの会話でよく「トレードシークレット」が出てきたのです。
ところが日本では「トレードシークレット」の言葉さえ知られておらず、まして知的財産とは評価されていませんでした。

そこでアメリカの判例を集めて時間をかけて読んでゆくうちに、その全体像をつかむことができました。その結果、日本で初めての本格的な解説書(250頁)として出版できました。
その後、日本でも不正競争防止法の改正の動きがあり、著者も産業構造審議会の財産的情報部会の委員として約1年にわたって立法に関与しました。

本書では、トレードシークレットの定義、実際のトレードシークレットの例、保護の方法、盗まれないためには、「訴えられずに転職する方法」、などの見出しで記述しています。
また身近な米国の判例として、「コカコーラのトレードシークレット危うし」「ケンタッキーフライドチキンはトレードシークレットで救われた」といった具体例をあげて説明しました。


それが営業秘密法違反です!
世界文化社

不正競争防止法が改正され、ビジネスや人材移転が今後どうなるかの混乱期がありました。秘密で保護されるなら特許法が不要になるのでは?といった議論さえあったのです。その頃に出版したものです。

その理解のために多数のトレードシークレットの争いを紹介しました。
下のイラストはアメリカでの「宗教戦争」。ある宗教団体から幹部が独立して、「聖典」を流用した事件でした。
「聖典」は経済的な価値があるか否か(経済価値があればトレードシークレット)が争われました。結局、聖典は経済取引の対象ではないからトレードシークレットとして保護されない、との判決でした。

トレードシークレットの実際
―アメリカの事件から学ぶ財産的情報―
日本工業新聞社

ヨーロッパではローマ時代からトレードシークレットが保護されていました。奴隷(中堅技術者)のヘッドハントとトレードシークレット(染色技術)の持ち出しが争われた事件が知られています。
そのケースではヘッドハントした側に、損害額の三倍を払え、という命令が出ているとのことです。
本書では特にアメリカでの20件ほどのトレードシークレットの争いの経過を丁寧に説明しました。
その経過を通して、トレードシークレットとは何か、どんな攻撃防御が行われたか、日本企業ではどう活かせるか、を解説しました。

比較広告はここまでできる
―活用とその限界―
中央経済社

今のところ日本では「比較広告」の唯一の参考書です。
昭和62年に公正取引委員会から比較広告のガイドラインが発表されています。しかし実際にどこまでの表現が許されるのか、どこまで表現したら危険なのか、どんな資料をそろえておけば訴えられても対抗できるのか、ガイドラインだけでは到底わかりません。
本書は、比較広告の先進国である米国での多数の訴訟を取り上げて比較広告の実物の多くの写真と、実際の争いを再現しました。

日本の現状ではいまだに比較広告は「同業他社にどう見られるか?」が基準です。競業秩序の維持を重要視しています。
これに対して、米国の比較広告の争いでは、「消費者の利益」が当然の判断基準です。日本ではこの「消費者」視点がまったく欠如しているのです。

下図はマヨネーズの脂肪量を比較したクラフト社の比較広告です。
そこでは、「ヘルマン社のマヨネーズではスプーン1杯ごとにチョコレートケーキ1個分の脂肪が」と表示して、消費者に具体的な情報を分かりやすく提供しています。

比較広告はここまでできる
―韓国語版―

韓国の奇和舒先生から電話がありました。「比較広告」を翻訳したい、と。
先生は当時はTV局に勤務していましたが、その後大邱に近い安東科學大學の廣告映像科の教授に転出しました。日本の大学院も卒業しており日本語は普通に話せる方でした。

電話を受けてから著者の自宅に泊まっていただき、2日間、議論を重ねました。
その結果、出版していただいたのが本書です。日本版よりも大型、カラーで紙質もよく、立派な製本になっています。
一部に、奇先生の韓国での比較広告の例が挿入されており、安東大学の教材として使われています。
この出版を記念して、安東大学へ講義に行くことができました。
学生さんはみなまじめで、適切な質問をしてくれました。→「韓国の大学で教えて」を参照ください。


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